うまくいかぬ時代には好きな道に賭けよう ttitle01

私という人間は、本当に不器用ですし、正直、「よくこれで生きてこられたなあ」と自ら感心するぐらいです。しかし、せっかく与えられたイノチですから、その所与の条件を受け入れて、細々とでも生きていくよりありません。

子どものころから私は「自分のダメさ加減」が身にしみてよく分かっていて、すでに幼稚園のころには「自営業で生きてゆくしかないな」と考えていました。

私は「学校という集団」がまったく合わないのです。いえ、一切の集団がダメです。ですから「集団社会のもとで立身出世する」なんて考えたことは一度もないのです。会社や役所に入って係長とか課長、部長になるなんてことはまったく考えられません。

そんな人間って、いったいどのように生きたらいいのでしょうか? 野心もなく学力もなく気力も体力もない。このような「少年期、青年期の絶望」を持つ男女は時代がどう変わろうと、いつの時代にも必ず存在するものです。あるいはいまのあなたも、かつての私と同じ絶望を持っているか、あるいは過去にそんな絶望体験を持ったことのある方なのかもしれません。としたら、私の“お仲間”ですね。

こうした場合、ナイナイづくしの己を責め立てても何も始まりません。自分にとってうまくいかぬもの、よくできないものを「努力によってカバーする」のはあまりにもむずかしいと思います。では、どうするか?

自己流を磨けば人生うまくいく test01w

よくよく考えると、ナイナイづくしの人間にでも、何か1つぐらいは「アルもの」が存在するのです。
それを時間をかけて探して伸ばすよりないでしょう。私の場合、「会社で出世する要素」はゼロなのだと早くから分かっていました。
唯一あるのは「他人への同情心」とか「人の好さ」なんですよね。
そう考えると、私の適職とは、「旅の僧侶」とか、占い師、他人の相談に乗る人ぐらいなんです。

この道っていささかへンな人生コースではありますが、
過去の歴史のなかには、有名無名のこうした人々はたくさんいました。

有名どころではお釈迦様、老子先生がいますし、良寛さん、
種田山頭火さん、本多信一先生なんかもそうした一人でしょう。
無名の旅の僧や尼僧なんかもじつはたくさんいたわけです。

食べていくため、社会福祉士や介護福祉士、精神保健福祉士、
ケアマネージャー、行政書士、社会保険労務士の資格は独学で合格しました。
ですが、私の願いは無料相談人生でしたから、
別に国家試験合格なんてたいした意味はなかったのです。

ただ、

「人は目的をもつと力が身につく」

とか、

「すべての方面に自己流を発見すると、うまくいく可能性は増す」
といった人生法則(?)めいたものを発見できたのは良かったと思っています。

身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれという生き方 ttitle02

無料相談が人生目的ゆえ、高卒で始めてもよかったのですが、やはり社会体験ができたことで、少しは相談内容が充実しました。

集団ダメ人間が会社を経営するなんてじつにおかしなことですが、相談に訪れる人々の過半はビジネスマン、OL、社長さん方ですから、それらの方たちに少しは役立つ相談をするためには、10年間の会社経営は役に立ちました。

かつての“ダメ学生”の私が、多少は社会勉強で成長することができました。

でも、私自身の生来的気質は不変で、いまも“集団ダメ人間”にして超内向型なんですね。しかし、自分のモットーとしての「他のために生きる」願いはまったく変わっていません。

たまたま行政書士や社会保険労務士の資格を取り開業しましたが、立派な先生になったなんて気分はまったくありません。とにかく無料相談人生を生きられていることを喜んでいます。

もちろん、皆々様に「無料相談人生」をやるべしと勧めているわけではありません。普通の人生を持てる男女はその方向で頑張ればいいのです。ただ、自分自身をよく眺めて「我が道」を発見してください。

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そして、もし「わが人生に成功なし」と分かったなら、その段階で自死するのでなく、「他者を生かす」方向にシフトしたら生きる道は開かれると思います。人ではなく他の動植物や自然のために生きることもいいでしょう。いまの世の中、「解決すべき難問」は百千とありますから、そのうちの1つをテーマに生きてもいいわけです。

要するに、“身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ型人生”なんですが、ノーマルコースになじめないと分かったなら、こんな生き方をしてみるのもいいわけです。単に「身を捨てる」なら投身自殺ですが、自分にとって「できそうな世界」に成算、採算を考えずに飛び込んでみるわけです。

すると、浮かぶ瀬に出てくるものに救われ、「生きられる」ということになります。ノーマル人生は一見すると安全に見えますから、たくさんの人々が目指すため、押し合いへし合いの満員電車の車内のようなもの。一方、安定なきコースは怖くて人々は近づけませんから、ガラガラなんですね。人生、別に“みんなと一緒”でなくともいいのですから。

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その道しか考えられないなら進むしかない ttitle03

私たち現代人は、自分でも知らぬ間に「成功病=うまくやらなければいけないと思い込む心の病」に取りつかれているようです。
なぜそうなるのか? マスコミが“成功物語”を取り上げるせいでしょうか?

でも、いつの世も成功者って千分の1、万分の1です。昔の格言の“一将功成りて万骨枯る”
つまり「一人の将軍が生き残り、功績を挙げる折には多くの兵士の死がある」ってことは実社会の在り様にもいえるんですね。

一人の社長、局長、有名タレント、スポーツ選手の成功の陰には、同じ座を志して敗れ去った幾千人、幾万人がいるんです。
それが分かったら、“成功競争”には参加しないほうがいいんじゃありませんか?

成功病から卒業し、真に自分の合っている道に淡々と向かいましょう。
多くの人々は自分に合う道が分からないから困り果てますが、じっくり自己分析し、虚心に自分を見つめれば
“こうありたい生き方” は必ず分かるものです。

好きな道って「収入にならない」ことが多いわけです。でも、その道しか考えられないなら、進むよりありません。
その道に入った上で、アルバイトやパートで生きる糧を求めたらいいんです。
好きな仕事を食べられないからという理由で自ら諦めてしまうと、人生が暗くなります。
そして、食べるためにイヤな仕事に就くと、生きているのが苦しくなるものです。

それに対して、「身を捨ててこそ」の決心で好きな道に入ると、生きる毎日が楽しくなり、いつもニコニコなんです。
そうなると眠る時間を削ってバイトしても大して身体に影響がなくなります。

私自身、40代中半までは1度も病気はしていません。
うまくいかぬ時代には「好きな道に賭ける」―― こんな生き方もあると確信しています。

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1970年(昭和45年)、札幌市生まれ。
札幌清田高校、東海大学工学部電子情報工学科卒。
㈱ソフトウェアエージーに3年勤務の後、1998年、内気で悩む人のための人生相談業をしようと、五合庵社会福祉士事務所を設立。「個人のための無料相談業」を始める。

以来、介護保険訪問介護事業、居宅介護支援事業、障害者総合支援事業、行政書士、社会保険労務士などの事業で生計を立てながら、老若男女の相談を無料で受けている。

私はこれまで18年間、個人のための開業&人生相談をやってきた。一般的に「内向型の人は事業に向かない」と考えられているが、私はそうは思っていない。

確かに、巧みな話術でものを売ることはできないが、「自分ひとりの世界を持っていて、自分と向き合う時間が多く、どこか覚めている」といった内向的な私たちに特有の様々な長所を活かして、「考える事業」「役立ち事業」「コンサルティング事業」を自分のものとすれば、必ずや成功できると私は信じている。

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